地域に根ざし、地域を拓き、地域に開かれた大学




学長ページ


旭川大学学長
旭川大学女子短期大学部学長
やまうち  りょうじ

山内 亮史


昭和16年5月  札幌市生まれ。大学院まで札幌で過ごす。
昭和45年3月 北海道大学大学院教育学研究科博士課程教育社会学専攻単位取得満期退学
昭和45年4月 旭川大学へ赴任。
専門分野は教育社会学、社会福祉論、地域政策論
日本教育社会学会、日本教育政策学会、日本平和学会などに所属
平成15年4月より旭川大学学長、旭川大学女子短期大学部学長
平成16年4月より学校法人旭川大学理事長


コラム No.014 卒業の季節に

ごきげんよう若き友よ
-大学・短大のみなさんの出発に-

今君たちは「さよなら熱い夢、冷たい現実よくるがいい」
そんな地点に立っている。少しの気負いと、少しの不安をもって・・・・
でもいつか、走り去ってゆく時間の折り返しで、この証しをひらいてみるとき、胸の内に立ち上がるあの時の私、
また見つかった!
何が?永遠が。
海に溶け込む太陽だ!(ランボー)
あのふざけた、でも真剣な季節でこんな想いがあったことも確かではないのか。

いま何にでもなれそうだと、と思う朝、
何にもなれそうもない不安に落ち込む夜
本とか、CD、PCとかが自分づくりに
手を貸してくれていた人生の若葉の頃
通っていた旭川永山のキャンパス・・・・・
いつか一つの歌を共に思い出して欲しい
夜の笑顔と白樺のパティオを!


いつか渇いた木々に降る慈雨のように
-専攻科のみなさんの出発に-

 この一年どんな歩みをみせたのだろうか。
 それぞれの足跡を読みながら、やはり思うことは内面の成長である。それは一言では言えないものの、言えるとすれば他者を自分を抑えることなく受け入れることが出来る様になったということではあるまいか。実習で、講義で、グループワークで、そして実習先での多様な方々との出会いで頭を使い、手を使い、全身を使い、いつしか増すやさしさ、人を受け入れてゆくキャパシティの深み・・・。これを成長と呼ぶのだろう。
 誰もがいう専攻科のプラス1年がもたらす大人としての落ち着き。こうして皆さんは今、新しいステージに立つ。
 五木寛之は「青春の門」の中で、人生には竹の節のようにジャンプする節があると。そうかも知れない。
 皆さんのこの一年の節目が、いつか保育園の子ども達であれ、施設のお年寄りであれ、あるいは病んでいる人々であれ、いつか渇いた木々に降る慈雨のように潤いを与えんことを、そして自身にも・・・。
ごきげんよう。


君よ知勇の川を渡れ
-生涯学習クラスのみなさんの出発に-

息せき切って国道39線を走ってくぐった夜の校門、そこに待っているまばらな学友の姿
そしてある教師は熱く、ある教師はクールに語る。
待ってくれそのパワーポイント、消さないでくれその板書を。
やがてコツを覚えてノートを楽にとれるようになった。
何度も言い聞かせた「持続は力だ」。
そして卒業おめでとう。
いつも思うことであるが、この生涯学習クラスの灯は、「地域に根ざす」本学の理念を体現している。あたかも福沢諭吉が自分の開いた義塾を「この国に義塾あらん限りは文明国なり」と言った様に「この地に旭川大学の生涯学習クラスあらん限りは文明国なり」と言い切ってしまえると思う。
この校舎での学びが糧となって待ち受ける人生の河を知勇を持って渡っていって欲しい。

 


2008年03月22日 連載コラム [clm]


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